第三回Ed-AI教育理論WG(WG1)のご案内
第三回Ed-AI教育理論WG:「非認知能力」とはどんな「能力」なのか?
日時:2022年2月21日(月)10:00-12:00
形式:Zoomによるオンライン形式 (お申し込みはこちらからお願いします)
タイトル:「非認知能力」とはどんな「能力」なのか?
概要:最近、日本国内では「非認知能力」というワードを耳にする。そもそも「非認知能力」とはいったいどんな「能力」のことを指しているのか?「能力」を伸ばすことは可能なのか?キーワードに踊らされているだけではないのか?子どもを対象として真摯に研究を行なっている人、教育者の疑問は絶えない。研究会では、「実行機能」や「非認知能力」を発達的視点から研究されている森口氏(京都大学)・篠原氏(関西外国語大学)と、非認知スキルの向上を目指して様々な取り組みをしている青木氏・太田氏(日本アクティブラーニング協会)をお招きし、「非認知能力」について徹底的に議論したい。
10:00-10:10 趣旨説明(開一夫)
10:10-10:50 「非認知能力」の魅力と課題 篠原郁子先生(関西外国語大学)
非認知狂想曲 森口佑介先生(京都大学)
10:50-11:00 質疑応答
11:00-11:40 10万人の人財開発の実践から見える25 Soft Skillsの可能性
青木唯有先生・太田薫乃先生(日本アクティブラーニング協会)
11:40-11:50 質疑応答
11:50-12:00 議論
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ご講演の要旨
【篠原先生】
教育関連領域において多く目にする「非認知能力」であるが、それが何を指し、何が新しく、何を提案するものであるのか、不明瞭な点も多い。本発表では「非認知能力」という表現が持つ魅力と、「非認知能力」概念をめぐる課題について論じたい。
【森口先生】
現在、教育・保育の現場や教育ビジネス界隈のみならず、教育学や経済学においても非認知という言葉が広く使われるようになっている。
だが,社会的注目が過熱気味になる一方で,非認知は使い勝手のよいマジックワードになっており、一部の心理学者や認知科学者からは懸念が示されている。本発表では、非認知に関するこのような状況を整理し、現状の問題点を提起したい。
【青木先生・太田先生】
幼・小・中・高・大・社、全世代に共通する独自の非認知能力開発の実践事例から、実社会と教育活動との効果的な連携を生み出すための取り組みについてご紹介いたします。