Ed-AI研究会 令和6年度第1回Ed-AI WGの開催について

平素より、Ed-AI研究会の活動にご助力をいただき厚く御礼を申し上げます。下記のとおり、令和6年度第1回Ed-AI WGを開催いたします。

形式:Zoomによるオンライン形式 (お申し込みはこちらからお願いします

参加は無料ですが、会員以外の方は発言はできません。この機会にぜひ会員にご入会ください。ご入会はリンク記載のページからお願いします。入会方法

日時:2024年7月9日(火)17:00~19:00

テーマ:「教育とデータ」

Ed-AI研究では、「AI技術が創るテーラーメイド教育」の実現をビジョンに掲げ、AI技術や学習データの利活用を通じた新しい教育の形を構築し、AI技術を用いたテーラーメイド教育の普及と啓発、そしていつでもどこでも誰でも最適な学びを提供するためのEdTech 2.0の構築を目指して活動を行っています。

今回は特に「データ」に焦点を当て、会員の皆様と議論を深めたいと思います。AIと同様に、データも教育や学習の質や効率を向上させるために不可欠ですが、誤った扱い方をすれば大きな被害をもたらすこともよく知られています。今回のワーキンググループでは、データの利活用や共有に関する最新の動向を共有するとともに、教育・学習の場面でデータを使用する際の課題についても議論していきたいと考えています。

この機会を通じて、教育・学習データの可能性と課題について皆様と共に考えていきたいと思います。ご多忙とは存じますが、ぜひご参加いただけますようお願い申し上げます。

議事:

1.「AIを利活用した教育に関する子どものプライバシーをめぐる法的課題」

佐藤千優(東京大学大学院学際情報学府・博士課程)

【概要】

本講演では、教育分野におけるAI をはじめとする情報技術の利活用に焦点を当て、子どものプライバシーおよび個人情報にかかる権利利益の保護に関する法的課題について、お話しする。そのうえで、子どものプライバシー等の保護の観点から日欧米の法制度を比較し、子どものプライバシー等の保護と技術革新や新たな制度を含めたイノベーションの両立に向けた法制度デザインの方向性について述べる。

2.「データ共有や流通の現状:データ主権やデータスペースへの取組の動向」(仮題

越塚登(東京大学大学院情報学環教授・Ed-AI研究会会長)

【概要】

本講演では、データの共有や利活用の動向についてお話する。教育データも重要な分野であるが、それ以外にも非パーソナルデータや産業データ、地理空間データなどを含めて、広範に述べる。また、近年欧州からはデータ主権の概念やまたそれを実現する社会基盤としてのデータスペースという仕組みが提案されている。これらの動向について、教育・学習の分野への影響なども鑑みながらご紹介する。

3.その他

以上