Ed-AI 研究会第3回シンポジウム「Ed-AIの未来」

EdTech(エド・テック)はEducational Technologyの略で、学習を促進するために、情報通信技術などの技術と、教育理論とその実践を組み合わせた取り組みのことです。その中でも、AI(Artificial Intelligence, 人工知能)技術を用いて、教育や学習を高度化したものをEd-AIと呼んでいます。2021年に設立した「東京大学エドテック連携研究機構 Ed-AI研究会(東京都文京区、会長:越塚登・東京大学教授)」では、AI技術及び学習データのためのデータサイエンス(Data Science)等の、情報学分野における先端的技術を最大限利活用し、個人の適性や学習の進捗に応じた、高品質な教育・学習環境が、いつでもどこでも誰でも得られることを目指しています。

内閣府「戦略的イノベーション創造プログラム(略称:SIP)」の「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」(プログラムディレクター:安西祐一郎 公益財団法人東京財団政策研究所 所長)においては2018年から、「ヒューマン・インタラクション基盤技術」の応用先の一つとして教育分野を設定し、Ed-AIに関する研究として、学校におけるスタディ・ログの集積とそれらを基にしたAIの研究開発を通じて学習効果の向上を図る研究を実施してきました。本シンポジウムではこの研究開発の成果をご紹介するとともに、今後のEd-AIの普及に向けて課題などを議論し、今後の目指すべき方向性に関して議論を行います。

 

日時:2022年12月3日(土)13:00〜16:30

形式:オンサイト、オンラインのハイブリッド

会場:東京大学 大学院情報学環福武ホール 福武ラーニングシアター

主催:東京大学エドテック連携研究機構 Ed-AI研究会

協力:SIP第2期「ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術」事業

後援:内閣府、文部科学省、総務省、公益社団法人全国学習塾協会、一般社団法人日本IMS協会

プログラム

      • 13:00〜13:05 オープニング
      • 13:05〜13:10 来賓挨拶:里見 朋香(文部科学省大臣官房審議官(総合教育政策担当))
      • 13:10〜13:30 基調講演1:「Ed-AI普及への道(仮)」
        • 講演者:安西 祐一郎(公益財団法人東京財団政策研究所 所長、Ed-AI研究会顧問)
      • 13:30〜13:55 基調講演2:「Ed-AIがもたらす未来への期待(仮)」
        • 講演者:遠藤 信博(日本電気株式会社 特別顧問)
      • 13:55〜14:05(休憩)
      • 14:05〜15:05 SIP成果報告 司会:開 一夫(東京大学教授)
        • 1 漫画リッシュ:英語学習の新しいプラットフォーム
          • 開 一夫、谷沢 智史(東京大学特任研究員)、嶋田 総太郎(明治大学教授)
        • 2 英語表現力向上のためのAI技術
          • 今井 倫太(慶應義塾大学教授)
        • 3 アクティブユーザ獲得に向けた課題と展望
          • 坂本一憲(WillBooster株式会社)
        • 4 分散PDSによる学習ログの活用
          • 橋田 浩一(東京大学教授)
        • 5 ペダゴジカルAIを活用した英語学習支援
          • 納谷 太(日本電信電話(株)NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
      • 15:05〜15:15 休憩
      • 15:15〜16:25 パネルセッション「Ed-AIの未来」
        • コーディネーター:
          • 越塚 登(東京大学教授)
        • パネリスト:
          • 安西 祐一郎(公益財団法人東京財団政策研究所 所長、Ed-AI研究会顧問)
          • 安藤 大作(公益社団法人全国学習塾協会 会長)
          • 小出 泰久(Google for Education 日本統括)
          • 中室 牧子(デジタル庁 デジタルエデュケーション統括)
          • 蜂須賀 知理(東京大学講師)
          • 堀田 龍也(東北大学教授)
      • 16:25 – 16:30 閉会

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