令和4年度第1回Ed-AI教育実践WG(WG2)の開催について

平素より、Ed-AI研究会の活動にご助力をいただき厚く御礼を申し上げます。さて、Ed-AI研究会WG2におきまして、下記のとおり、令和4年度第1回研究会WGを開催いたします。会員の皆様におかれましては、ご参加いただけますようお願いいたします。

 

日時:2022年8月4日(木)13:00~15:00

お申し込みはこちらからお願いいたします。

 

講演1 「教員視点から見た教育システムの自治体共同調達やデータの標準化」

奈良教育大学教職大学院 准教授 小﨑誠二 様

畿央大学教育学部 教授(博士) 西端律子 様 (ご同席)

東北大学大学院情報科学研究科 准教授(博士)長濱 澄 様 (ご同席)

東北大学大学院情報科学研究科 特任助教(博士)川田 拓 様 (ご同席)

奈良県はここ数年、日本で最も教育の情報化が遅れていた地域であったが、担当者が数年かけて教育の情報化の推進に取り組み、文部科学省の事業である統合型校務支援システムの共同調達に参加したことをきっかけに、県域で一気環境整備を行い、帳票や運用ルールの共通化、そして県内すべての小中学校の通知表の統一を成功させた。また、その経験を生かし、GIGAスクール構想に基づく学習用情報端末の整備等においても、県内全自治体による共同調達を行い、活用推進なども自治体間で連携しながら進めている。これらの経験から、自治体、学校、教員、児童生徒の多様性を尊重した学習活動を進めつつ、標準的なシステム環境を構築したり、それらの運用ルールを共通化したりする際に求められる教育委員会や学校や教員現場からの共感、理解について報告したい。また、校務系・学習系のシステムの標準化、連携は、導入・運用コストの低減や専門家の少ない教育委員会の相互支援に資するものであるが、大きな目的は今後のデータ利活用による教育活動の充実にある。教育データに関する整理とその標準化について、教員視点からみた研究内容等について触れたい。

 

講演2 「公教育分野に応用可能な非構造化データ活用事例に関する調査研究の結果報告」

株式会社富士通総研 公共デジタル戦略グループ

シニアコンサルタント 齋藤大(さいとう まさる)

昨年度、文部科学省様において、教育・非教育分野において実装されている非構造化データの活用の状況について収集し、教育分野における応用可能性や今後に向けた課題についての調査研究を実施しました。

今回、この調査研究結果を中心に、非構造化データの活用に向けた課題や弊社の考える方向性について報告させていただきます。